本映像博では、学内外の学術映像を、「のこす」「よみとる」「あらわす」の視点から常設プログラムとして上映します!常設プログラムの上映は、午前10時から12時の間に行います。午後にも上映することはありますが、午後は各特集週刊の映像の上映が中心になります。この特集週間の映像は、その特集の終了後に常設プログラムにも組み込んでいく予定です。また、会期中、常設上映プログラムの入れ替えも行います。どうぞご期待下さい!

『白い大陸を探る -南極エンダービーランド雪氷調査の記録-』
1976年/国立極地研究所/16分/南極大陸
*第10次から第16次南極観測隊では,南極大陸内陸部にみずほ基地を開設し,内陸雪氷調査を行った。この映像は,その調査の記録映像であり,南極地域ならでは雪氷を対象とした研究の紹介映像である。南極大陸内陸部の自然の姿と雪氷を対象にした調査・観測の様子をうかがい知ることができる。[提供:国立極地研究所]
『木材加工の技術-内装材加工の現場から-』
2008年/鈴木遥/20分/撮影場所:宮崎木材工業株式会社、京都
*ドア枠や壁板などの木製内装材の生産現場には、高度で特殊な木材加工の技術がみられる。本作品では、内装材の加工工程を追いながら、現場の職人が持つ加工技術を紹介する。
Jengi
2008年/分藤大翼/20分/カメルーン東部州
*カメルーン共和国東部州の熱帯雨林に居住するバカ(Baka)は、森に精霊が存在すると考えている。本作は、数ある精霊の中で最も重要視されているJengiという精霊とその結社への加入儀礼、Jengiが登場する歌と踊りを記録したものである。
『4次元のかたちをみる1・曲面編』
2009年編集(宮崎興二、野田智大)/CG制作:1990-2000年(山口哲、中田宏明ほか)/15分
*4次元のかたちは3次元人の目で見ることはできない、という常識を打ち破る作品。4次元空間で、球面、トーラス面、メビウスの帯、クラインの壷、射影平面を回転させたあと、超球面を回転させ、その途中に現れる超球面の断面の変化の妙を見る。続編として、4次元の多面体編、4次元の風物編がある。
『つながる広がる動物の世界』
2009年/MOMO委員会/22分/動物行動の映像
*データベースには,現在,約1000件の映像が所蔵されています。その中の一つか ら出発し,関係のある映像を,じゅずつなぎのように順番につないで行きます。 動物行動の世界の,広がりとつながり,を感じてください。
『宇宙と細胞に物語をみつけました!』
2006年/京都大学人文科学研究所/大学院生命科学研究科:加藤和人、白井哲哉、山本芳栄、井出絵実子、森田華子 京都大学学術情報メディアセンター:美濃導彦、角所考、元木環、嶺倉豊、岩倉正司、永田奈緒美/キーワード:生命科学 生物時計 生命文化学
*本作品は、サイエンスコミュニケーションの実践研究の一環として企画・制作し、京都市青少年科学センター・プラネタリウムにて投影された「生物時計」をテーマとする映像コンテンツです。何千個もの神経細胞が時を刻む様子をとらえた超高感度冷却CCD映像や、細胞分裂を追う鮮やかな蛍光顕微鏡映像などが収録されています。天文学に関連する映像は登場しませんが、宇宙と地球を「細胞」を通して眺めるという、ユニークなコンセプトで作成されています。
『徳宏タイ族の仏教実践』
2007年/小島敬裕/21分/撮影地:中国雲南省徳宏州瑞麗市/制作協力:新井一寛
*ミャンマー国境に面した徳宏州に居住するタイ族は、その大部分が上座仏教を信仰している。本映像は、帰国後の分析のために、徳宏の仏教実践において特徴的な誦経の場面を撮影したものである。前半では、雨安居期間中の布薩日に老人たちが寺籠りして功徳を積む際に、在家の誦経専門家ホールーが先導して経典を朗誦する場面を抜粋した。後半は、心身の不調を訴えた者に対し、僧侶が誦経によって悪霊を祓い、治療する場面の一部である。
『南極露岩博物誌』
1976年/国立極地研究所/26分/南極大陸リュツォ・ホルム湾沿岸域ほか
*昭和基地のあるリュッツォ・ホルム湾沿岸地域での地学調査/生物調査により撮られた映像により,南極大陸縁辺部の露岩域の地形・地質や陸上・海洋生物の様子が,それらの調査風景ともに紹介されている。[提供:国立極地研究所]
『イスラーム・スーフィー儀礼の未編集素材』
2004年/新井一寛/12分/撮影地:エジプト・ケナー市
*イスラームのスーフィー教団の儀礼を撮影した未編集の映像素材。フィールドワークからの帰国後の分析のために撮影したが、儀礼の躍動感と熱気に興奮してか、ズームやパンが多くカメラワークが安定していないのが生々しい。ただ、そうした状況でも、参加者を後に分析するために来賓はきちんと撮っていたりする点もまた生々しい。撮る者もカメラを通して、高揚・忘我と覚醒が入り混じった状態にある。
『フィールド経験の仮想現実空間化』
2009年/益田岳/約15分/撮影地:仮想空間(CG)
*フィールドワークで得たさまざまなデータを仮想現実空間に再現するにはどのような技法がつかえるか。無償で利用可能なツールだけを用いて立体モデルによる村落の再現や、人の動き、人間関係などを、オンラインGISであるGoogle Earth上にインタラクティブな映像として表現する技法について紹介する。この紹介映像にはNHK放送技術研究所が開発したTV番組作成言語、TVML、Google社が提供しているSketchUpなどを用いている。製作には文部科学省科学研究費補助金基盤研究 A(19201052)(一般)代表:荒木 茂「『仮想地球空間』の創出に基づく地域研究統合データベースの作成」の支援を受けた。
Scapes Series
2008年/柳沢英輔/19分/
*Scapes Seriesは、京都の音環境を記録したAcoustic Filmで、以下の三作品で構成されている。BambooScapesでは、京都・上桂の竹林のサウンドスケープに焦点を当てた。KyotoScapesでは、苔のイメージと水中の音に注目した。UltrasonicScapesでは、バットディテクターを用いて、都市の中で発せられる聴こえない音(超高周波)を収録し制作した。
『トビウサギを狩る:日曜日のブッシュマンたち』
2007年/丸山淳子/8分/ボツワナ共和国ハンツィ県
*南部アフリカの狩猟採集民として知られるブッシュマンも、今日では、その多くが定住し、賃労働に就いている。しかし、そのなかでも狩猟は続けられている。ある日曜日、二人の男性が狩りに出かけた。お手製の猟具を手に、狙うのは巣穴で眠るトビウサギ。握り締めた猟具を通して、狩人とトビウサギの駆け引きが始まる。歴代にわたって培われてきた、このユニークな猟法は、現代の「週末狩人」によって、次世代へと引き継がれていく。

